私の投資スタイルのひとつに、「株主優待銘柄を権利日の約3ヶ月前に購入し値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う」という手法がある(短期~中期の株式投資)。その投資を行う際、SBI証券よりもauカブコム証券の方が使いやすかったので、その違いをまとめた。 ※手数料体系(1日100万円まで無料)は同じなので省略。
評価損益率の表示について
※ SBI証券(スマホで取引するのであれば○)
※ auカブコム証券(PCで取引するのであれば○)
私は短期~中期の株式投資を行う場合、評価損益率を使って利益確定や損切りを行っているため、評価損益率が表示されていると助かるが、SBI証券とauカブコム証券で表示状況に違いがある。
SBI証券のPCサイトでは評価損益率が表示されない。↓
SBI証券のスマホアプリでは一覧で表示される。↓
一方、auカブコム証券のPCサイトでは一覧で表示される。↓
ただ、auカブコム証券のスマホアプリでは合計の評価損益率しか表示されない。↓
スマホで取引する場合はSBI証券の方が良いが、保有銘柄を一括で注文する際はPCを使うのでauカブコム証券の方が使いやすい。
現物売り注文について
✕ SBI証券
◎ auカブコム証券
保有株式を売り注文(現物売り)する際、SBI証券は保有株式をすべて売り注文に出していても、現物売りのボタンをクリックできてしまうが、auカブコム証券の場合、保有株式をすべて売り注文に出していると、売り注文のボタンが表示されないので、売り注文の出し忘れにすぐに気付ける。以下はPCサイトを例にしているが、スマホアプリも同様である。
注文の失効通知について
✕ SBI証券
◎ auカブコム証券
私は短期~中期の株式投資銘柄を購入すると、その後すぐに損切り用の逆指値注文を入れるので、注文後2週間ほどで売り注文が失効することが多い。期間指定できる期間はSBI証券もauカブコム証券も変わらいないが、auカブコム証券は注文が失効すると通知メールが届く。一方、SBI証券は通知がないまま注文が失効してしまう。高配当銘柄を購入する際も、急な下落時でも拾えるように少々無理な指値注文をしているケースもあるので、注文失効通知メールがあると助かる。今までにも約定したと思っていたら、いつの間にか注文が失効していて株が買えなかった(売れなかった)ときがあるので、注文失効通知は便利である。
入出金について
◎ SBI証券
△ auカブコム証券
私の場合、SBI証券を利用する際は住信SBIネット銀行を使い、auカブコム証券を利用する際は三菱UFJ銀行を使っている。SBI証券もauカブコム証券も入金は即時反映するが、出金で差がつく。SBI証券は住信SBIネット銀行のハイブリット預金と連動しているため即時出金が可能だが、auカブコム証券の場合、夕方以降に手続きをすると翌営業日の出金となってしまう。また、1,000円以上という制限もある。株式投資は余裕資金で行っているため、急に資金が必要になったり1,000円未満を引き出したりすることはないので問題はないが、入出金に関してはSBI証券の方が使い勝手が良い。
まとめ
証券会社 | 損益率表示 | 現物売り注文 | 注文失効通知 | 入出金 |
SBI証券 | スマホ○ | ✕ | ✕ | ◎ |
auカブコム証券 | PC○ | ◎ | ◎ | △ |
実際に両方の証券口座を利用してみて、日本の個別株を取引するのであれば、auカブコム証券の方が使いやすいと感じた。今後、新たに気づいたことがあれば、Twitterかブログで報告しようと思う。
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